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睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に一時的に呼吸が止まったり、呼吸が浅くなることで、体内に十分な酸素が取り込めなくなる病気です。症状としてはいびきや日中の眠気や倦怠感、不眠、起床時の頭痛、夜間の頻尿などがあります。睡眠の質が低下することで日中の眠気や集中力の低下が起こり、交通事故のリスクが高まると言われています。また、高血圧や糖尿病、脳卒中などのリスクも高くなると言われています。

睡眠時無呼吸症候群になりやすい人

肥満の方や首が太くて短い方、顎が小さい方は仰向きで寝ていると、寝ている間に舌の付け根(舌根)が落ち込んで空気の通り道である気道が狭くなり、いびきや無呼吸が生じやすくなります。

睡眠時無呼吸症候群の検査

当院ではいびきや無呼吸に対する検査を実施しています。

  • 簡易ポリソムノグラフィ検査

ご自宅で機器を装着し寝ている間に無呼吸があるかを調べます。

簡易ポリソムノグラフィ検査の結果でより精密な検査が必要かを判断します。

  • 内視鏡検査

鼻から喉までに気道を狭くするような病変がないかを調べます。

  • アレルギー検査

アレルギー性鼻炎による鼻閉も無呼吸の一因となるため、アレルギーがないかを血液検査で調べます。

睡眠時無呼吸症候群の重症度

睡眠時無呼吸症候群の重症度は1時間あたりに10秒以上呼吸が止まることが何回あるかや呼吸が浅くなることが何回あるかで決まります。まず、1時間あたりに5回以上呼吸が止まっている場合、睡眠時無呼吸症候群と診断します。1時間あたりに呼吸が止まっている回数が5〜14回の場合が軽症、15〜29回が中等症、30回以上が重症となります。重症度によりお勧めする治療が異なります。

睡眠時無呼吸症候群の治療

  • 側臥位睡眠

仰向けで寝るといびきや無呼吸が悪化し、横向きに寝ると改善することが多いです。軽症のいびき・無呼吸の方はまずは「横向きで寝てみる」のが良いかもしれません。また、側臥位睡眠促進枕も寝具店で販売されています。

  • マウスピース治療

寝ている間にマウスピースを装着し、下顎を前方に引き出すことで、気道を広げ、呼吸をスムーズにする効果があります。軽症から中等症。の睡眠時無呼吸症候群の方にお勧めされます。マウスピースの作成は歯科の先生に依頼し作成していただきます。

  • CPAP治療

簡易ポリソムノグラフィ検査で1時間あたり40回以上の無呼吸を認める場合や、より精密なポリソムノグラフィ検査で1時間あたり20回以上の無呼吸を認める場合は、CPAP治療を行うことができます。CPAP治療は機材を患者様へ貸し出し、自宅で毎晩装着して行っていただく治療です。マスクを装着していただき、空気を送り出すことで気道を広げ、無呼吸を改善させます。無呼吸や浅い呼吸を防ぎ、睡眠の質を改善させます。CPAP治療は月に1回の頻度で当院への通院が必要です。治療費は3割負担の方で月に4000円〜5000円程度になります。

いびきや無呼吸が気になる方は一度ご相談ください。

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